動物
"冬の蝶は冬に見かける蝶であり、寒さが強まると飛ぶ力を失い、じっと動かなくなる。春の季語である蝶が夏秋を越して冬に入っても生き残ることがあり、痛々しさや悽愴感、健気な感じを与える。俳人はこの趣をとらえて「冬の蝶」という季語にした。凍蝶と呼ばれるものもおり、寒さに凍えて動かない蝶を指す。冬を越す蝶は一部存在し、成虫で冬を越すものもいる。地球温暖化により、サナギで越冬する蝶が成虫のままで冬を越す例も増えてくる可能性がある。"