初浅間


地理

  • よみ : はつあさま
  • 季節 : 新年の季語
  • 四季の節気 : 新年
  • 時期 : 1月1日 ~ 1月31日 頃

"初浅間(はつあさま)は、新年に仰ぎ見る富士山や浅間山のことを指す地理季語であり、特に元日に眺めるその荘厳な姿を祝う言葉である。 富士山は浅間神社の祭神である「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」と結びつき、古くから霊峰として信仰されてきた。新年の澄んだ空気の中で、雪をいただくその姿はひときわ美しく、初日の出とともに拝むことで、一年の吉兆を願う風習がある。 また、長野県と群馬県にまたがる浅間山もまた、雄大な姿を見せ、初春の訪れを感じさせる山として親しまれている。どちらの山も、新しい年の始まりにふさわしい厳かさと清らかさを備えており、冬の空に映える白雪の峰は、新たな決意や希望を抱かせる。 新年の静寂の中、堂々とそびえる山を眺めることで、自然の偉大さとともに新たな一年の始まりを実感する、清々しい新年の季語。"