生活
"匂袋(においぶくろ)とは、夏の季語で、室内の臭気を和らげるための香り袋のこと。香料を絹の袋に詰めて部屋の柱や玄関に掛けることで、清涼感やリラクゼーション効果、防虫効果を楽しむ。古くから日本人は香りを大切にし、香りを通じて心身を清め、部屋を清潔に保つと信じられてきた。俳句では夏の象徴として「匂袋」が季語として使われることもあり、懐中や着物の袂に入れる匂袋は「誰袖(たがそで)」とも呼ばれる。"