行事
"「十夜粥(じゅうやがゆ)」は、十夜法要のときに参詣者に供えられる新穀で作った粥のこと。十夜法要は、浄土宗や天台宗の念仏会で、阿弥陀如来に感謝の念仏を唱える行事。十夜粥の関連季語には「十夜鉦(じゅうやがね)」や「十夜寺(じゅうやでら)」などがあり、冬の季語として俳句で多く詠まれている。十夜法要は収穫時期に感謝を捧げる行事で、地域によっては新米や小豆飯を仏前に供える習慣もある。服装は正礼装が望ましい。現在は日数を短くして勤める寺院が多いが、もともとは旧暦10月5日から15日までの10日間に行われていた。"