行事
"開帳とは、仏像や秘仏を一般の人に拝ませる宗教行事。厨子の扉を開いて拝観できるようにする儀式で、秘仏の開帳は1回毎月や7年など一定周期で行われる。春先に行われることが多く、江戸時代にはしばしば娯楽化・興行化され、見世物小屋や茶店も登場した。開帳には居開帳(寺社境内で行う)と出開帳(他の場所で行う)があり、宗教行事のほか修復費用の募集のためにも行われた。江戸時代には格式を守る寺院で続けられ、明治以降は博物館などでの寺宝展として行われることもある。"