行事
"四方拝とは、元日の早朝に天皇が天地四方や山陵を拝する儀式で、五穀豊穣や平和を祈るもの。始まりは平安時代初期で、中国の影響を受けたと考えられる。明治以降は神嘉殿で行われ、現在も宮中行事として続いている。公卿や一般庶民も元旦の朝に四方を拝み、無事を祈る習慣が広まっている。天皇は清涼殿東庭に出て、屏風の中で拝礼し、属星や天地四方を崇める。明治以降は神嘉殿の南庭で行われるようになった。"