生活
"団扇(うちわ)は、夏に涼を得るために使う紙を竹の骨に張った道具で、団扇掛(うちわかけ)や絵団扇(えうちわ)、渋団扇(しぶうちわ)など種類がある。中国から伝わり、江戸時代に各地で盛んに製作された。季節感を表現する俳句にも使われ、団扇の語源は「打ち羽」でハエや蚊を払う意味があり、中国語由来の「団扇」という漢字が使用される。また、左団扇は利き手以外の手でゆったりした様子を指し、戦国時代には軍配団扇として使用された。"