時候
"「夜長(よなが)」は秋の季語で、秋の夜が長くなることを表します。秋分過ぎると夜が昼よりも長くなり、夜の長さが気分的にも身にしみます。残暑もなくなり、夜業や読書に身が入ります。春の「日永」と対応する季語で、『花火草』(寛永13年、1636年)に所出しています。暑い夏を経て涼しい夜が長くなることを賞賛するのが「夜長」であり、冬の暖かな昼間を惜しむ思いが「日短」となっています。"