生活
"寒泳ぎは、厳冬の中で行われる水泳や禊のことで、寒中水泳として健康増進を目的に行われるほか、神社や修行場では禊として神聖な儀式の一環とされることも多い。特に寒の内に冷水を浴びたり川や海に入ることで心身を鍛え、無病息災や精神の清浄を願う意味合いが込められている。日本各地で寒中水泳大会が開かれたり、修験者や神職が氷の張った水で身を清める光景が見られたりと、寒さに耐えながらも新たな力を得ようとする人々の姿が印象的である。冬の厳しさと、それに挑む人々の精神力を象徴する晩冬の季語。"