天文
"『寝待月』は陰暦八月十九日の夜の月を指す季語で、月の出が遅く、横になって待つほどの意味がある。月そのものより月を待つ心に焦点を当てている。俳句では、寝待月のイメージを用いた句が作られる。例えば、智月尼の「寝待月船もしづかに行き次第」や一茶の「又ことし松と寝待ちの月出でぬ」などがある。"