行事
"座摩の御祓(ざまのみそぎ)は、大阪市中央区にある座摩神社(いかすりじんじゃ)で行われる夏の御祓の神事で、夏の終わりに罪や穢れを祓い、無病息災を願う儀式である。座摩神社は古くから「いかすりさん」と呼ばれ、大阪の人々に親しまれてきた。 この御祓は、夏の暑さの中で溜まった邪気を払い、心身を清めるためのもので、平安時代には宮中でも「大祓(おおはらえ)」として行われていた。特に晩夏の時期は、夏の病気や災厄を避けるための祓いが重視され、神社には多くの参拝者が訪れる。 祭りの後には、夏の終わりを実感させる涼やかな風が吹き、秋の訪れを感じることができる。暑さの名残とともに、心新たに次の季節へと向かうための節目を象徴する、晩夏の季語。"