生活
"「捌初(さばきぞめ)」は、新年に行われる仕事始めの儀式の一つで、縄を一把だけ綯(な)うことで一年の労働の無事を祈る風習を指す季語です。古くは農家や職人の間で行われ、縄を綯うという行為には「物事をしっかりと結びつける」「良い縁を繋ぐ」といった願いが込められていました。わずかな作業を行うことで新たな一年の労働に区切りをつけ、縁起を担ぐ慎ましくも意味深い新年の習慣です。"