新榧子


植物

  • よみ : シンカヤ
  • 季節 : 秋の季語
  • 四季の節気 : 晩秋
  • 時期 : 10月8日 ~ 11月6日 頃

"「新榧子(しんかや)」は晩秋の季語で、その年に実った榧(かや)の実を指します。榧は日本の山地に自生する針葉樹で、その種子は堅い殻に包まれた芳ばしい実を持ち、古くから食用や油の原料として親しまれてきました。晩秋になると、熟した榧子が落ち、山里の風景に秋の終わりを告げます。 榧の実は殻を割ると中から独特の風味を持つ種が現れ、特に焼いて食べると香ばしさが際立ちます。新榧子が山道や庭先に散らばる様子や、それを拾い集める人々の姿には、自然の恵みを受け取る素朴な営みが感じられます。 「新榧子」という季語には、実りの秋を締めくくる風情や、山里の静かな暮らしの中で見られる、自然との深い関わりが表現されています。その堅実さと豊かな香りは、秋から冬への移ろいを感じさせる一コマを彩ります。"