植物
"楪(ゆずりは)は、正月飾りに使用される季語で、松や竹と同様に葉が利用される。葉柄の新しい赤い葉が生えると古い葉が落ちることから「譲り葉」と呼ばれ、新年の飾りには欠かせない祝木とされる。楪はトウダイグサ科ユズリハ属の常緑高木で、日本各地の山地や庭木に見られ、高さは4~10メートルで、葉は長楕円形で表面は深緑色、裏は白っぽく、葉柄は紅色を帯びる。花は小さく、果実は核果で十月頃に熟す。若葉が出る際に古葉が落ちることから、成長した子に後を譲る様子を象徴し、めでたい木とされる。"