植物
"槍鶏頭は秋の季語で、中国から渡来したヒユ科の一年草を指す。真っ赤な細かいニワトリのとさかのような花が、一メートル弱の茎先に咲く。鶏頭花は熱帯アジア原産で、仏花や生け花用にも使われる。俳句には鶏頭を使った作品もあり、例として『鶏頭立つ子規の六畳臥て一畳』や『鶏頭に秋の日のいろきまりけり』が挙げられる。鶏口牛後ということわざもあり、大きな集団や組織の末端にいるよりも、小さくても長となって重んじられるほうがよいという意味がある。"