母子餅


生活

  • よみ : ホウコモチ
  • 季節 : 春の季語
  • 四季の節気 : 仲春
  • 時期 : 3月6日 ~ 4月4日 頃

"母子餅(ほうこもち)は、春に食べられる草餅の別称であり、餅に練り込まれた蓬(よもぎ)の親子のような関係から名づけられた。 蓬は春になると新芽を出し、その若葉を摘んで餅に混ぜることで、独特の香りと風味が生まれる。古くから蓬は邪気を払う力があるとされ、草餅は健康や長寿を願う食べ物として親しまれてきた。特に、上巳(じょうし)の節句(3月3日)には、ひな祭りの菱餅の一部としても用いられる。 母子餅という呼び名には、大地に根付く母なる草と、その新芽である子の草が一緒に練られることで、新しい命の息吹や、春の訪れを祝う意味が込められている。春の野に香る蓬の爽やかな香りとともに、季節の恵みを感じさせる風雅な春の季語。"