植物
"母栗(ははくり)は仲春の季語であり、中国原産の多年草で、球根は薬用として使われます。葉は柄がなく、茎に長さ10㎝程の広線形でかぎ型の葉が3~4個ずつ輪生し、花期は3~4月です。花は淡い黄緑色の6弁花で、外側に緑色の線、内側に紫褐色の網目模様が入ります。姿や色は地味ながら人気が高く、園芸や茶花として親しまれています。また、乾燥した鱗茎は貝母として去痰・咳止め・鎮痛・止血などに利用されます。"