植物
"沈丁花は中国原産の常緑灌木で、薄紅の小さな花を球状につける。沈香と丁字の香りを合わせ持ち、春の到来を告げる。日本には室町時代に渡来し、主に庭や公園に植えられる。香りには120種類の香気成分が含まれ、リナロールなどの成分が高い抗菌・抗不安効果があるとされる。俳句では「衣擦れの音の密かに沈丁花」と詠われる。雌雄異株で、雌株は猛毒な赤い実を付ける。和名の由来は沈香と丁字の香りを合わせ持つことから。"