生活
"泥鰌鍋は夏に食べられる鍋料理で、割いた泥鰌や一匹の泥鰌を笹がきにした牛蒡と一緒に煮て、卵で閉じるのが一般的です。泥鰌、牛蒡、卵とも栄養価が高く、夏にぴったりの食事とされています。泥鰌鍋は泥鰌汁や柳川鍋とも呼ばれ、歴史的仮名遣いでは「どぢやう」と書かれていましたが、江戸時代に「どぜう」とも書かれるようになりました。泥鰌は活発に動くため「土生」とも呼ばれ、鰻と同等の栄養価があると言われています。夏の暑い時期に汗をかきながら食べることを想定している、力強い季節感のある料理です。"