植物
"泡立草(あわだちそう)は秋の季語で、キク科の多年草である。背高泡立草は北アメリカ原産の帰化植物で、1m~2.5mに育ち、良く肥えた土地では3.5m~4.5mにもなる。秋に直立した茎に黄色い小頭状花を密生させる。別名に「秋の麒麟草」があり、虫媒花として養蜂の重要な蜜源となる。繁殖力が強く、日本全国に分布している。名前は背丈が高く、花が泡に似ていることからつけられた。花粉症の原因ではなく、花粉は風で遠く飛ばないため影響は少ない。果実は痩果で、1株あたり21,000~50,000個の種子を付ける。ロゼットで越冬し、生育を助長させるためには、ロゼット周辺の草刈りは避けるべきといわれている。"