燈籠流


行事

  • よみ : トウロウナガシ
  • 季節 : 秋の季語
  • 四季の節気 : 初秋
  • 時期 : 8月8日 ~ 9月7日 頃

"灯籠流し(とうろうながし)は、死者の魂を弔うために灯をともした燈籠を川や海に流す日本の伝統行事です。かつて先祖の魂は灯篭に乗って川を下り、海を越えてあの世へ戻ると信じられていました。灯篭の灯りは闇を照らし、先祖の魂があの世に戻るまで、道に迷わないようにする役割があります。終戦後の広島で始まり、今なお続く広島の「とうろう流し」は、火を灯して死者を弔う「送り火」の慣習から始まったとされています。灯篭流しは日本の夏の風物詩の一つであり、風景が幻想的で観光の側面もあります。1970年代には海や川の汚染問題から、灯篭をそのまま流すことを中止する地域も出てきました。"