生活
"砧(きぬた)は、布を和らげるために木槌で打つ台のことで、秋の夜長に女性たちが行う作業とされる。麻や葛などの硬い繊維を打って柔らかくする作業を指す。『増山の井』(1667年)に初出。関連季語に衣打つ、藁砧、砧盤などがあり、俳句にも多く登場する。秋の夜に聞こえるその音は寂しさを誘う。"