生活
"舞猿(まいざる)は季語の一つで、猿にさまざまな芸をさせて見物客から金をもらう大道芸のこと。正月に縁起物として門付けしたり、大名屋敷では病気を防ぐために猿を舞わせた。猿は悪いものを去ると信じられ、猿まわしは良いことを引き寄せる縁起のいい芸として定着した。江戸時代には幕府の専属として行われたが、衰退して現在は大道芸人が劇場で披露。歴史は古く、メソポタミア文明でも猿回しの職業が確認されている。日本では奈良時代に中国から伝わり、鎌倉時代には戦役や守護のために行われた。現在は1978年に復活し、再び人気を集めている。"