行事
"「若火(わかび)」は、小正月に行われる火祭り「左義長(さぎちょう)」の別称で、新年の厄払いと五穀豊穣を願う行事を指す季語です。門松やしめ縄、書き初めなどを集めて燃やし、その炎に無病息災の願いを託します。燃え上がる火の勢いが一年の運勢を占うともされ、書き初めの紙が高く舞い上がると字が上達すると信じられてきました。冬空に立ち昇る若火の煙は、新たな年の希望とともに、清々しい新春の風景を作り出します。"