蓑虫鳴く


動物

  • よみ : みのむしなく
  • 季節 : 秋の季語
  • 四季の節気 : 三秋
  • 時期 : 8月8日 ~ 11月6日 頃

"『枕草子』第四十三段では、清少納言が虫の一つである蓑虫について述べている。蓑虫は親が恐ろしい心を持っているとされ、虫の子は風が吹く8月頃に親の声を思い、静かに鳴く姿を描いている。この表現はみのむしのかわいそうな姿を思いやる趣が感じられる。また、俳句や枕草子には、みのむしに関する季語が見受けられ、季節の移り変わりと共にみのむしの鳴き声が詠われ、俳人に愛されてきたことが伝わる。"