動物
"『枕草子』第四十三段では、清少納言が虫の一つである蓑虫について述べている。蓑虫は親が恐ろしい心を持っているとされ、虫の子は風が吹く8月頃に親の声を思い、静かに鳴く姿を描いている。この表現はみのむしのかわいそうな姿を思いやる趣が感じられる。また、俳句や枕草子には、みのむしに関する季語が見受けられ、季節の移り変わりと共にみのむしの鳴き声が詠われ、俳人に愛されてきたことが伝わる。"