生活
"貲布(さよみ)はシナノキの皮を細く紡いで織った布であり、古くは調として上納されました。後世では粗く織った麻布を指し、夏季の季語とされています。近江国が有名な産地で、民間でも広く用いられていました。また、「さいみ」や「さゆみ」とも呼ばれ、武家の奴僕の夏衣や蚊帳などに使用されました。夏季の特定の言葉として季語としても扱われます。"