天文
"野分(のわき)は、秋から初冬にかけて吹く強い風を指す季語であり、主に台風の風をさします。『枕草子』にも登場し、その風は肌寒く心細いと表現されています。また、秋の風としては「やまじ」「おしあな」とも呼ばれることがあります。野分は、二百十日や二百二十日ごろ、台風が多い時期に使われる季語であり、時候のあいさつには「野分の候」「野分の砌」などがあります。"