動物
"黄鶺鴒(きせきれい)はセキレイ科の鳥であり、長い尾を上下に振るのが特徴。身長は20cm程度で、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイなどの種類が日本各地に分布。主に水辺を好み、昆虫などを捕食する。古くから秋の小鳥として詠まれ、『毛吹草』などの文学作品にも登場。キセキレイは漂鳥として知られ、北海道では夏鳥として観察される。稲負鳥の解説もあり、『古事記』や『日本書記』にも登場。古名として「つつ」「庭たたき」「石たたき」が使われ、一部では「いなおほせどり」という古名も存在するが、正体は不明。黄鶺鴒をキセキレイとする意見もあり、黄色の羽色が稲穂の黄金色を連想させることから秋の色として位置づけられることもある。"