植物
"いろはかえでは晩秋の季語であり、いろはもみじとも呼ばれます。葉の切れ目が「いろはにほへと」と数えたことに由来し、葉は5~7に切れこみ、縁にギザギザがあります。紅色の花序が垂れ下がる様子が特徴で、果実は熟して乾くと風に乗って飛散します。紅葉が始まるのは最低気温が6~7度になる頃で、中国では「槭(せき)」と呼ばれ、カエデとは異なるとされています。楓は古来から季節や自然に詠まれ、万葉集や源氏物語にも登場する名花です。"