行事
"「あさぎ(麻幹、あさがら)」は初秋の季語で、刈り取った麻の茎の部分を指します。麻は古くから日本で栽培され、茎は繊維として利用された後に乾燥させ、燃料としても用いられました。特にお盆の供養などで麻幹を燃やす風習があり、麻の香りと煙が霊を迎え、送り出す役割を果たしてきました。初秋に登場する「あさぎ」は、収穫の季節を迎える農村の暮らしと、祖先を敬う伝統を感じさせるものです。"