植物
"鳶尾草(いちはつ)は中国原産のアヤメ科多年草で、五~六月に淡紫碧色の花を咲かせる。アヤメ属で最も早く咲くため「いちはつ」という名前が付いた。花の中央の小さな花びら三枚が、鳶の尾羽の凹みに似ている。中国のアイリスとも呼ばれ、古くから観賞用として栽培されている。近縁種に白花個体のシロイチハツが知られている。季節感のある一八(こやすぐさ)とも呼ばれる。平安時代に中国から渡来し、花の美しさから季語として親しまれている。"