植物
"とろろかずらはマツブサ科のつる性常緑植物で、夏に淡黄白色の花を咲かせ、直径2cmに達するつるを持つ。葉腋に実をつけ、干して漢方薬に用いられる。秋の季語として百人一首や和歌集にも登場し、美男葛や南五味子とも呼ばれる。中国、台湾、韓国などに分布し、南五味子とは中国別種である。花の明るさや葉の革質厚さに特徴があり、その葉の状態からも季節を感じさせる植物である。"