時候
"「秋冷」は秋の季語で、初秋や仲秋に用いられる。古くからある「冷やか」の傍題で、空気がちょっぴり冷えて秋を感じる瞬間を表す。特に音読みで「シュウレイ」と言うと、晩秋にも適している。朝晩や雨の日などに感じる冷えを「秋冷」と表現し、新涼や肌寒といった時期の中間となる。季節の微妙な変化を詠んだり、心情を反映する句に用いられる。俳句では八月下旬から九月の秋に重ねて用いられる。"