時候
"六月風(ろくがつかぜ)は、6月に吹く風を指し、梅雨の湿り気を含んだ風や、時折晴れ間に吹き抜ける爽やかな風を意味する季語である。 梅雨の時期には、しっとりとした風が草木を揺らし、雨とともに夏の訪れを予感させる。一方、梅雨の晴れ間に吹く風は湿気を払い、初夏の爽やかさを運んでくる。田植えが終わった田んぼを渡る風や、青葉を揺らす風には、生命の成長を感じさせる力強さもある。 また、昔から「六月の風は病を払う」とも言われ、梅雨時の蒸し暑さの中で、一陣の涼風が吹くと、心身が軽くなるような心地よさを感じるもの。湿った空気の中に夏の気配を含みながら、季節の変わり目を告げる風情のある初夏の季語。"