生活
"初湯(はつゆ)とは、新年に初めて風呂に入ることを指す季語である。かつては祝儀を包んで番台に置く習慣があり、江戸時代には湯屋で客に福茶を振る舞い、客は年玉の銭を湯屋の主人や奉公人に与えた。平安貴族では新生児に産湯を使わせた後、三日目に湯を浴びさせる「湯殿初」という行事もあった。武家では鎌倉時代以降、年初に湯殿開きの式を行うようになった。春に関連する季語として、初風呂、若風呂、若湯、湯殿初などがある。"