植物
"天草(てんぐさ)は、紅藻類テングサ科の海藻で、赤紫色で太さがおおよそ1ミリほどあり、羽状に細かく分岐する特徴がある。水深1~5メートルの岩などに生育し、天日乾燥させて寒天や心太の原料とされる。夏の季語「天草採る(てんぐさとる)」は、海女がこれを採る行為を表し、八十八夜から八月ごろに行われる。関連する語には、天草取(てんぐさとり)や心太草取る(ところてんぐさとる)などがある。"