行事
"田遊(たあそび)とは、稲の豊作を祈願する神事芸能の一形態で、年頭に行われ社寺の境内で老夫婦や田主、早乙女などが田打ちや代掻き、鳥追いなどの農作業を模擬的に演じて豊作を願う行事です。日本全国に約330か所伝わる神事で、正月行事であり、田植いまでを模擬的に演じるのは田遊だけです。古くは暦制以前から行われており、芸能性を持つ田遊は中世頃に発展し、地方の農山村で定着しました。"