植物
"残る菊(のこるきく)は晩秋に咲き残っている菊のことで、「十日の菊」は重陽節を過ぎても残っている菊を指す。これは時期外れで役に立たないことを表現している。菊は古くから日本の鑑賞植物であり、重陽の節句に使われる花。廃れた菊を焚くとほのかな香りが立つ。関連行事には菊を使った被せ綿や菊湯、菊枕などがあり、重陽の節句では菊の美しさを競う大会もある。菊は日本の国花で、中国では不老長寿の象徴とされる。"