天文
"燈朧(ひおぼろ)は春の夜、あらゆるものが朦朧とかすんで見える現象を指す季語である。春の日中の霞が夜になって朧となり、特に春の月が代表的な「朧月」として和歌や俳句の素材として重要視されている。春は天気が不安定になり、湿度が高くなるため日中は霞み、夜はもやが立ち込めて万物がぼんやり見える。『灯朧』や『鐘朧』など、様々な物や現象につけて詠まれることがあり、春の情趣を感じながら詠まれることが一般的である。"