植物
"益母草(やくもそう)は、シソ科のメハジキという植物で、九州から四国に自生しています。薬用としては、月経不順や産後の止血などに利用されています。花は5月末から9月頃まで咲き、8月に地上部を刈り取って乾燥させて使用します。成分にはアルカロイド(leonurine)やフラボノイド(ルチン)が含まれます。漢方処方では更年期障害に使われることもあります。また、ジュウイシとして種子が利尿や解熱に用いられます。秋の季語である益母草は、母の益になる薬草として古くから利用されています。"