行事
"石尊詣は、神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社で行われる夏季例祭で、特に江戸時代から続く「大山詣」の賑わいが特徴的な行事である。大山は雨乞いの聖地として信仰され、農業の守護神としても崇められてきたため、かつては農民や商人がこぞって参拝し、道中では講中が集い、旅の風情も楽しまれたという。七月末から八月中旬にかけて行われるこの祭りは、夏の終わりに向けた祈りの場ともなり、山中に響く祝詞や太鼓の音が、夏の盛りから静かに秋へと移り変わる気配を感じさせる。賑やかさの中に季節の移ろいが見える、晩夏の季語。"