植物
"「秋そうび(あきそうび)」は仲秋の季語で、秋に咲く薔薇を指します。本来、薔薇の最盛期は初夏ですが、秋に咲くものは夏の華やかさとは異なり、しっとりとした奥ゆかしさと微かな寂寥感を漂わせます。そのため、秋薔薇とも呼ばれるこの花は、俳句や詩において独特の美しさを持つ題材として愛されています。 秋そうびは、涼しい秋風に揺れる姿が印象的で、色も控えめで優雅なものが多く、落ち着いた秋の風情を感じさせます。その花姿には、過ぎゆく季節への哀愁や、静かに訪れる秋の成熟感が表現されています。 「秋そうび」という季語には、夏の名残とともに深まる秋の情緒が込められています。庭先や公園に咲く秋薔薇を詠むことで、静かな秋の時間や自然の移ろいを味わう心情が描き出されるのです。"