植物
"霜枯薄(しもがれすすき)は冬の植物の季語で、枯れた芒の姿を表す。穂の飛び去りや色あせた姿が哀れさを誘う。句集『火の貌』でもみられ、中村草田男や鍵和田秞子といった俳人の影響が見られる。枯芒は、例えば「うたかたの恋もしてみよ枯すすき」や「伊香保路や白狐出さうな枯尾花」といった季題がある。かつては利用されることも多かったが、現在は希少であることが多い。未成熟の穂を食用とする地域も存在する。"